禁止カード
最近「禁止カード」って言葉、オタクの中で流行りすぎでしょ。
「パワハラ」「モラハラ」って書くとリベラル感出てキモイし、オタク用語に置換した感あってそこそこ好き。
ほぼ使わんけど。
余談ですが、俺が一番好きな禁止カードは『聖鎧亜キング・アルカディアス』です。
学生の頃、キングコントロールで公認大会で優勝してバルガザルムスとかのプロモ貰ったりしてたなぁ。
実家にまだ大事に保管してあります、良い思い出です。
さて、本題ですが先日こんな記事を読みまして。
ウマ娘ブームとかで、オタクって世界の美しさを知らなかった可哀想な人達なんだなってようやくわかった https://t.co/lGUEGdmB99 禁止カードだけでデッキ組むのやめろ pic.twitter.com/WDgh2LTVit
— 夢と色でできていない (@0721_summer) 2021年5月12日
要約すると
「軽音楽、競馬、キャンプ、刀など世に存在する趣味をオタクは”アニメ”という2次元フィルターをかけてもらわないと、認知ができない惨めな生き物」
という言説だった。
個人的にはなかなか納得させられる記事でした。
流石禁止カード。
自分自身、ラブライブにハマっていた過去があったからだ。
俺が中高生の頃はAKB48全盛期で、コンビニや料理店、ショッピングモール、どこへ出かけてもヘビーローテーションが流れていた。
その頃は俺も斜に構えており、「虹(二次元)最高!惨事(三次元)はありえないwww」と主張し、AKB48ではなくアニメに熱中する、まあ量産型リアルお察しキモオタクだったわけです。
しかしその数年後、アイドル声優文化の金字塔とも言えるラブライブに5年ほどどっぷりハマってしまったわけで。
入り口にアニメというフィルターをかけるだけで、あれだけ軽視、いや白眼視していたアイドル文化に迎合してしまっていた。
ご存知の通り、ライブ遠征等も繰り返したし、まあ熱心なアイドルオタクになったものだった。
ラブライブという夢から醒めた当時のブログ記事があったので良ければ見てあげてね。
・・・とまあ自分自身はオタク文化からある程度抜け出しているのかなーと。
勘違いしたままでいれば、こんな記事の筆は取りませんでした。
この記事をRTした後、とあるフォロワーと会話しているときのことでした。
激寒淫夢語録はさておき、彼の指摘事項は至極真っ当でした。
2018年末にラブライブオタクを辞めて以降も、淫夢動画を通じて知ったコンテンツがあまりに多いのである。
ハッとさせられた。
アニメを見ない、ライブに行かないからオタクじゃない。
そんなことはどうでもよく。
結局、20年前のゲイビデオを切り貼りした訳の分からない動画というフィルターを通して、俺は新しい世界に触れていた。
キッショ。
何もオタクをやめたわけでもなく、頭のロジックは「世に存在する趣味をオタクは”淫夢”というフィルターをかけてもらわないと、認知ができない惨めな生き物」のままであった。
そこで、淫夢というフィルターを経て知ったモノを思いつく限り箇条書きしてみた。
(1)ビール
野獣先輩の「ビール!ビール!」って語録を言いたいがために美味しくもないビールを無理に飲み続けました。
結果、色んなお酒が飲めるようになりましたとさ。
クソ以下の契機でしたが、お酒を飲めるようになったのは良かったと思います。
(2)ラーメン
「うまいラーメン屋の屋台」以前に、そもそもNARUTOに触発されて昔からよく食べてました。
あんま関係ない気もするけど、少しは影響あるかな。
(3)西川貴教
野獣先輩冬説のHOT LIMITで初めて認知しました。
それまでは水樹奈々の横で歌ってる人ぐらいのイメージしかなかったの、普通にオタクとしてもやばくない?
(4)貝塚市と岩倉市
普通にこんな田舎はsyamuとaiueo700がいなければ知らないだろ…
大阪府と愛知県に住んだことがありますが、普通に例のアレコンテンツで初めて知りました。
貝塚は聖地巡礼もしました。
(5)洋ゲー
アンチャーテッドの淫夢実況のアォンチャーテッドとかいうクソ動画を見たりして、洋ゲーを少しかじった時期があったり。
ポケモンとFFとモンハンぐらいしかやらなかった視野の狭いオタクには結構いい刺激でした。
(6)マンチェスターユナイテッド
ラブライブをやめる数カ月前頃にロシアW杯がやってたのを発端に、サッカーを見始めました。
当たり前ですが、普段は国ではなくクラブでしか試合をしません。
「さて、今後はどこの試合を見ようかなぁ。」
Jリーグは簡単でした。
生まれ育ったガンバ大阪を見れば良いだけでした。
問題は欧州リーグです。
レアルマドリードとバルセロナぐらいしか名前も聞いたことねえよ…
そこで、淫夢が出てくるんですよね。
HND△という淫夢ファミリーのテーマソング扱いされていたのがマンチェスターユナイテッドの応援歌だったのです。
これがきっかけでユナイテッドファンになりました。
冗談抜きです。
誰にも言えないきっかけなせいでとても困ります。
会社とかではいつも香川真司効果ですって適当に嘘ついてます。
以上、「禁止カード」でした。
淫夢を通じて増えた知見が多すぎて、アニオタを一切笑えない自分がつらい人生です。
オタクやめてもロジックはオタクなまんまなんだな、と再認識できる機会になりましたとさ。
オタク別にやめなくても良くね?普通にオタクしまーすwってのが今の正直な感想です。