BOS アンリミの話
RAGEが終わって暇だし何となくアンリミのグラマス目指すかwってなってノリで始めたものの、思ったより楽しくてハマってしまった。
今回はBOS環境のアンリミをそれなりにプレイした雑感でも書いておこうと思います。
JCGで今までで一番良い成績が出ました。(トリトドン丸山)
優勝こそ出来なかったものの、久しぶりに魔将軍ヘクターが強くてなかなかに手応えのある環境でした。
以下使ってた順にリスト貼っていきます。
(1)8月 アディショナル前環境
①天狐ビショップ
RAGEに天狐持ち込むだけの練度がなかったことを悔いてJCGで結果残してたビショをほぼ丸パクリして使っていた。
今使うならネクロが激増してるためテミスの粛清を2枚入れるべきだと思う。あとはノイシュとかブローディアでOTKと超越と蝙蝠への耐性を上げたり。
ローテに比べてペガサスの神殿のせいでボードが狭くなるためヘヴンリーナイトやケリュネイアの採用はナシ寄り。
②超越ウィッチ
これまたJCGで結果を残していたものを丸パクリ。昔は超越が全く使えないオタクだったが、ローテのギガキマの経験則もありこの構築でグラマスに昇格した。
このリストだとヴァンプやアグロにほぼ勝てないため、フレイムデストロイヤーを採用してクロックを詰める勝ち方を取るべきだと思う。
(2)9月 アディショナル追加後環境
①ミッドレンジネクロ 9/9JCG使用
JCGベスト3のときの構築その1。余談ですが私がシャドバで一番好きなアーキタイプ。
比較的オーソドックスなので目立つカードの採用理由を書きます。
・天界の尖兵
ミラー後手4でスカリン貴公子を貼られた後から捲るために必須のカード。たまに闇の従者とかモルディカイを消せたりもする。対OTKにもそこそこに役立つ。
地味に有用なのがミラー時に相手のスカルリングから復活するフォロワー候補を絞れること。具体的に言うとベレヌスやレディグレイに対してこの消滅効果を発動させた後にデーモンイーターを破壊すると確定でデーモンイーターが出てくるため、見た目以上にこの消滅効果が役に立っていることが伝わるであろう。何気に7ターン目以降の相手のヘクター起動の墓地を削っている点も非常に高い評価。
ネクロは不死者、イーターなどスタッツが甘めな2コスや、4以降で進化ボーナスとして使いたいレディグレイなどマリガンで流してしまう2コスが多く、キープしやすい2/2/2なのも偉い。
これがないネクロは先後手ジャンケン勝てますよと言ってるだけのようなもの。
・ボーンキマイラ
正直スカルリングとの相性が非常に悪く、自分の盤面をロックしてしまうことも多発する。枚数を落とす人が多いのも頷けるカード。
しかし枚数を落とすと3の動きがスカリンぐらいしかない(フランは極力後半で使う)ことになり、コストカーブで負けかねない。また、邪眼の悪魔やテミスの審判といったAoEを耐えてヘクターグレモリーに繋げられる点は評価すべきだと思う。また1枚で墓地を3貯められるのは後述のデスタイラントルートを取る上でかなり大事な要素となる。
・デスタイラント
ヘクター、グレモリー以外の勝ちに使える札。特に天狐ビショップと自傷蝙蝠ヴァンプを意識。天狐ビショップに対してはテミスで盤面を捌かれた後の13点パンチとして、自傷蝙蝠ヴァンプに対しては自傷でライフが削れたところに押し込める3点パンチとしての採用。しかし被ったら鬼弱いからピン。超越とかにも使える有効札だったり。
昔からドラゴンのバハメンコを貴公子で耐えて13点パンチしたりとめちゃくちゃ勝ちに貢献してくれるカードなのでとても好み。
②自傷蝙蝠ヴァンパイア 9/9JCG使用
JCGに2ndとして持ち込んだデッキ。
採用理由は①OTKエルフの練度不足②ミッドネクロが試合の長引くデッキなため速攻で勝てるデッキが使いたいの2点。マリガンは花園と街と死霊を適当に探すだけなのでネクロに比べてだいぶゆるゆるなのも評価高い。
枚数を落としているor増やしてるカードについて説明します。
・蠢く死霊
0枚にすると鮮血が引けてないときの蝙蝠打点があまりに乏しくなり、8以降で蝙蝠を出すとき先に打点を伸ばせるカードとして採用。
しかしtier1のネクロのスカルビーストに上から取られ、バフォメットのサーチ先として弱いこともあり2枚に抑えた。
・デビルシープ ディアボリックドレイン
このカードを思考停止3投してるリストが多いが、私は回復枠としてデビルシープとディアボリックドレインと合わせて3枚にすべき枠だと考えている。
このデッキはヴィーラと黒死の仮面により復讐状態に入ることが極めて少なく、ハンド内でのディアボが腐って負け、といった経験を多くした。黙示録も同様である。
なので現在はシープ2ディアボ1といった調整にしている。シープを0にするとアグロデッキへの耐性が大幅に落ちるため抜くことはできないカード。
削れた2枠に追加するカードは糸蜘蛛の悪魔。自傷を進めつつ骨の群れやリノセウスを止めうるカードとして非常に優秀。
・黒死の仮面
4,5枚目のヴィーラとして採用。主にOTKや骸の王への時間稼ぎとして使う。これの有無でJCGでの結果は大きく変動したといっても過言ではない。
2で置いて3に漆黒の契約を打つといった王道も強いが、エンド時の鮮血の花園込みでどこまで自傷して大丈夫なのか、5で切るべきか6で切るべきかなど色々択があって難しい。特にOTKに対してはこちらもリノ算する必要もあって難しめ。
③ミッドレンジネクロ 〜9/26ラダー最終日まで
9/9以降ラダーをやるにあたって紆余曲折を経て完成した個人的なBOSの結論リスト。
JCGのリストから変えた箇所、変えたものの戻した場所があるのでそこについて説明します。
・破魂の少女
ミラーしたときのボンキマor貴公子への回答が尖兵なら、こちらはセレスやオディール、レディグレイ、グレモリーによる進化連打などへの回答。他にもエリンやフィーナ、ヴィーラなど幅広く発動先がありナーフされても結局器用であった。
ただマリガンで絶対に握りたくない2/2/1というスタッツなため1枚に抑えることにした。スカルリングやレディグレイから復活するためいつもの2倍スタッツの弱さが響いてしまい、とてもつらい。
・熾天使の剣
ヴィーラメタに尽きます。これの有無でヴァンプへの勝率が大幅に変わる。破魂と合わせて3枚ヴィーラメタに割いている。
あとはエリンや天狐をサクッと破壊できるのも良い。貴公子で雑に5面作った後に不死者置けるボードの余裕がないときとかに結構使えたり。ミラーの進化レディグレイの体力4以上を処理し、こちらもレディグレイを押し付けられるボードを作ることもできる。
もっと早くにこのカードに気づきたかった。
・死の祝福→ボーンキマイラ
死の祝福は以前OTKへのメタカードとして採用していた枠。しかし月末には根源入りのOTKエルフが激増し、全くの無意味になることが大半となったため骨からのグレモリーによるボード作りでOTKには勝つべきだと判断した。
そのためボーンキマイラを1枚に減らしていたところを2枚に戻した。これによりデスタイラントとヘクターの墓地管理が非常に楽になった。またマリガンでスカルリングをキープするタイミングが減ってハンド事故を軽減でき、結果として正解だったと思う。あとは邪眼の悪魔やテミスの審判、天狐の打点をかわしてヘクターグレモリーに繋げられるのも高評価。
・デーモンイーター
最近ここの枚数を落としてアンドレアルフスを増やしたリストをよく目にするが、アンドレアルフスを採用するなら骸の王を入れてよりラストワードと進化ボーナスを強く使うデッキリストの方が良いと私は考えている。ハンドを意図的に燃やせるため、デスタイラントの依存度がより高い骸入りに適性があると判断。
また、不死者の起爆カードとして新たにフランが追加されたもののやはり枚数を減らしたくない枠。ネクロミラーは非常にロングゲームになるため、不死者が腐ってしまうと一気に負けが近づいてしまう。
勿論スカルリングやレディグレイから復活するカードとして最も弱いため枚数を落としたくなる考えも分かるから諸説って感じ。
・冥河の導き手、レッサーマミー
最近結構見かけるようになった2/2/2枠。どちらも非常に優秀ではあるが、ネクロマンスが地味に重たく、デスタイラントとの共存が厳しいと判断し不採用。
グレモリーに制限が来たら4枚目のヘクターが必要になって冥河は採用するかもしれない。
長々と書きましたが今期のアンリミは楽しかったです。アンリミ特有の理不尽さはあるものの、ローテほど先後の有利不利がはっきりしないマッチもかなり多くプレイ差を作れて良かったです。
RAGE終わったらまたヘクターで遊びたいからやりそうな気がします。
おまけ
先述のネクロでグランプリ初優勝しました。プレミアオーブ嬉しいわーい🙌